お豆腐探検隊
お豆腐探検隊の豆腐料理店レポートなど
全国の有名豆腐料理店一覧
豆腐百珍の内容を現代の料理人がアレンジ
お豆腐探検隊の取材の様子など楽しい写真館
ジャンル別の豆腐関連リンク集





お豆腐探検隊/藤本香織
「井中居」さんにて☆ ●井中居
東京都青梅市藤橋2-32番地
電話 0428-30-1661
竹林を通り抜け、小川のせせらぎを聞きながらくねくねとした石畳の道を歩いていくと、130年前、明治初期に建てられたお屋敷。そして蔵☆重厚さをそのままに、母屋を豆腐料理店の席として、蔵をギャラリーとして使われています。中に入ると味のある深い色の木の温もり、太い梁と柱。歴史の重みを感じさせる店内に言葉を失います!一階にはゆったりと16席、二階には44席ほど用意されています。香織は、一階のテーブル席で大きな窓からお庭を楽しみながらドキドキで取材開始です♪
香織
今回、香織は特別に普段メニューにはないお豆腐や湯葉料理の懐石を作っていただきました。通常の懐石のメニューは「笹」4、620円、「紅梅」6、930円、「山桜」9、240円、「美山」11、550円、「井中居」15、015円が用意されています。「井中居」は予約制!「笹」は昼食の11時30分〜15時のみのコースとなります。夜の営業は17時〜20時まで。定休日は火曜日です☆

総料理長の田中さんと♪
総料理長の田中さんと♪

キレイ〜☆
キレイ〜☆

蔵を改造したギャラリー
蔵を改造したギャラリー

わくわく♪
わくわく♪

大満足!!
大満足!!

田中料理長さんの著書
田中料理長さんの著書

「日本料理 大皿の盛り込みと提供の工夫」は 山のものをふんだんに使った野趣あふれる盛り込みが紹介されています。 柴田書店さんから出版されています。

窓からは竹林が☆
窓からは竹林が☆

前菜
●前菜
湯葉と水菜煮浸し、キャビアが乗った汲み湯葉、黒胡麻豆腐、豆腐味噌漬け、湯葉八幡巻き、粟麩くわ巻き、紅葉麩、銀杏芋が本当に綺麗に盛り込みされています。まさに芸術(>∇<)!!バランス、色合い、完璧ですね!
椀盛と飯
●椀盛(左)
アツアツのおだしの中には、胡麻豆腐に、冬瓜、椎茸、蛇の目人参、柚子、つる菜が盛り付けされています。
●飯(右)
大きな丸鍋の中にはグツグツと温まった豆乳雑炊が♪お好みで卵をくずして、ポン酢をかけて、パラパラと揉み海苔を散らせていただきます!!あっさりとしていますが、優しい、なんだかホッとするお味(^∪^)
向付
●向付
薯預豆腐に彩り美しいオクラとろろ、生雲丹☆散らされた薄紫の花穂がとっても可愛い♪旨出汁ゼリーをたっぷりとかけていただくのがオススメです!薯預豆腐とは、長芋をすりおろしてゼラチンで固めたもの。
薯預豆腐のアップ。花穂が可愛いでしょ?
(写真左)薯預豆腐のアップ。花穂が可愛いでしょ?
(写真右)お庭がテーブルに反射しています。素敵な空間。
焼物
●焼物
一度素揚げした豆腐と地鶏、銀杏芋、石川芋を飛騨コンロで朴の葉味噌焼きに。アツアツで湯気がたっています。白髪葱ととんぶりが乗せられています。朴葉の上で焼ける味噌の風味が豆腐や地鶏に染み込んで一段と味が引き立ちます。味噌の香ばしい香りがたまらない!!朴葉の上で展開される至福の世界に香織はもうメロメロです。
総料理長の田中さんと♪ ●2000年11月に始められた「井中居」さん!「井」のような空間で時を忘れゆっくりと過ごして頂ける居(ところ)を…と「井中覗星(せいちゅうにほしをみる)」から名前を取ったのだそうです。「井中居」さんの「井」の中に入り込んで、いろいろなことを見つめ直してみては?そこから見える景色や流れる時間は日常とは違って感じられるはず!!130年の歴史のあるどっしりとした重厚な空間は田舎に帰ったような安らぎを覚えます。器と料理の盛り付けの見事なまでのバランスと色彩感覚は必見!まさに観賞に値する料理です。じっくりと目で楽しんでから、そのおいしさを舌でも味わえる、言い尽くせない幸せがそこにはありました。
【写真は田中総料理長さんと著書】
香織
店内にある器や家具などの素朴な物、質感のあるもの、珍しいものなどはほとんどが買える物だそう!「井中居」さんにお食事に行って、おいしい料理に舌鼓をうって気に入った器や湯のみ、家具などを買って帰るのもいいね!!


copyright tofu.to