お豆腐探検隊
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お豆腐探検隊/藤本香織

FOOMA
南川社長さんと ●ミナミ産業
本社 〒510-0025 四日市市東新町3-18
藤本香織 TEL 059-331-2158(代表) FAX 059-331-7324
ミナミ産業さんは大豆まるごと豆腐のパイオニア。ぜひその誕生のきっかけや特徴などを取材させていただこうと思い、香織はFOOMA JAPAN 2007の会場・東京ビックサイトに出かけました。ミナミ産業社長の南川さんは、「全国とうふ機器工業会」のPR委員長もされており、隣りあった2つのブースでお話を伺いました。
香織
6月5日〜8日東京ビックサイトで行われたFOOMA JAPAN 2007へミナミ産業さんの取材に行ってきました〜☆
たくさんの見たことのない機械やおいしい試食が!!見ているだけで楽しい♪まさに「食とキカイの玉手箱」ですね!

ミナミ産業さんはお豆腐を作る段階でできるおからの問題を考え、お豆腐屋さんと共同でおからの出ない豆腐作りおから無排出豆腐を開発しました。
「大豆まるごと豆腐」は大豆の栄養を全て取り入れることが出来、製法の簡素化やおからの問題の解決を可能にした活気的なお豆腐です☆しかも今までおからと一緒に廃棄されていた大豆本来の栄養分・滋養分をそのまま摂取することができます。

なるほど〜
なるほど〜

出来たかな??
出来たかな??

おいしそぉ♪
おいしそぉ♪

いただきます☆
いただきます☆

ブルーベリーで試食ぞ
ブルーベリーで試食

取材よろしくお願いします♪ 香織:なぜ大豆まるごと豆腐を作ろうと考えたのですか? 南川さん:お豆腐用に使われている大豆は年間約50万トンなんだよ。そして そこから原料よりも多い約70万トンもの「おから」ができているんだけど、その約90%が産業廃棄物として捨てられてしまっている。 香織:えっ!?ほとんどが捨てられてしまっているのですか! 南川さん:そうなんです。焼却処分をするために化石燃料が必要になるし、CO2も排出されるから環境にもよくない。すごくもったいないですよね。
香織:それは本当にもったいないです。
南川さん:また、日本の大豆の自給率はとても低いんです。だからこそ大切に使いたいと考えました。
香織:そうですね。捨ててしまうのは、本当に悲しいですね。
南川さん:大豆から表皮などを取り除いた脱皮大豆を花粉くらいの超微粒子に粉砕する。 これをロハソイパウダーと呼んでいます。
香織:ロハソイパウダーですか?
南川さん:そうです。ロハスなお豆腐を目指しています。健康にも環境にも良いお豆腐を作りたいと考えているんですよ。
香織:それでロハソイパウダー!!いい名前ですね☆
藤本香織
↑ブルーベリージャムをつけてもおいしいよ!
南川さん:この粉を機械のに入れて水を入れて一定の速度で混ぜて乳化させ加熱する。これで豆乳の出来上がり。 それからにがりを入れればお豆腐ができるから、すっごく簡単。
香織:なるほど!それは簡単☆大豆を浸漬させる時間がかからないんですね!
南川さん:そうそう。ポイントは超微粒子にできる微粉砕加工の技術と乳化させる技術ですね。
香織:粉がとっても細かいですよね!
南川さん:杉の花粉ほどの細かさの粒子なんですよ。
香織:へぇ〜!!それはすごい☆
○○○○○○○ 南川さん:大豆まるごと豆腐は大豆の成分がすべてお豆腐に入るから、今まで取り入れられなかった栄養素が全て取り入れられるんですよ。特に食物繊維が普通のお豆腐よりたくさん摂取することが出来るんです。 香織:味のほうはやはり普通のお豆腐と変わってくるのですか??
南川さん:ぜひ食べてみてください。
香織:すごく濃厚ですね!ざらざら感もほとんどありません。
南川さん:大豆本来の甘みも強く感じられます。だからデザートのようにジャムをかけて食べてもおいしいんです。
香織:栄養も取れて、味もおいしい、環境にもいい、なんて良いことづくめですね!!この技術をどんどん広めてほしいです。
南川さん:他の会社からも依頼がきたりもしているんですよ。 例えば、焼き海苔はそのままの状態だと栄養分がセルロースに守られていて取り入れにくいのだけど、超微粒子にまで粉砕すると、セルソースが破壊されて焼き海苔の栄養分を取り入れることができるんです。
藤本香織
↑1番大きい「萬来なべ」ですよ〜!
香織:なるほど〜。お豆腐だけではなく色々な分野で活用できるのですね。あと、なべが置いてあるのが気になるのですが…?
南川さん:ホテルや旅館、自宅でもよりお豆腐を使ってもらいたい、食べてもらいたいと考えて、「萬来なべ」というなべも作っているんです。蒸気を全体に循環させることで熱が均一に伝わる。 ご飯を炊いたり、蒸し料理などを作ることも出来ますよ。
香織:このおなべも色々な料理にに活用できるんですね。家で作るのにすごく良さそう!出来立てのお豆腐はやっぱりおいしいですもんね〜(^∇^)

後半は隣のブースで南川さんがPR委員長を務められている全国とうふ機器工業会の取材です。

とうふ作りのプロ集団 香織:今、全国とうふ機器工業会にはどのくらいの加盟社数があるのですか? 南川さん:現在、26社が加盟しています。 香織:この工業会ができたのはいつなのですか? 南川さん:この工業会ができたのは約30年位前くらいでしょうか。 でもPRをしだしたのは2年ほど前からなんですよ。
香織:南川さんはPR委員長をやっていらっしゃるんですよね?
南川さん:自分が言いだしっぺのような感じだったので、PR委員長をやることになりました。
南川社長と香織
↑南川社長と香織☆
香織:そうだったんですか!主な活動はどのようなことをされているのですか?
南川さん:お豆腐屋さんをやりたいという方の支援をしています。 資料を送ったり、アメリカではキッチンデモを行ったり、 お豆腐屋さんにセミナーなどをして、豆腐料理の提案をしたり売り方のノウハウなどを教えているんです。
香織:お豆腐屋さんの先生ですね!!
工業会のみなさんと 南川さん:お豆腐屋さんは朝早く、とても大変なお仕事です。 昭和40年代にはお豆腐屋さんは5万件近くありましたが、今はその4分の1の1万2千件程しかないんです。この状況をどうにかしたいと考えました。 楽しくないとお豆腐屋は出来ないです。
香織:確かに朝早くに冷たい水を使ってのお仕事をしていて、大変そうな印象があります。でも楽しく出来るようにサポートしているんですね?
南川さん:はい。我々に任せてくれたら、いろいろなことができますよ! 初めての方でも、分かりやすく教えていきます。作り方や売り方までトータルで教えますよ。 縁の下の力持ち的な存在です。
香織:もしかしたら今まで「お豆腐探検隊」で取材させていただいたたくさんの豆腐料理店さんの中にも、南川さんがサポートされたお豆腐があったのかもしれませんね!
南川さん:そうですね!自分の案が反映されているものがあったかも!?
香織:なんだかすごいですね〜☆
取材中

南川さんのお話
南川さんのお話

米国向けソイミルク
米国向けソイミルク

真剣です!
真剣です!

展示パネル
展示パネル

展示パネル
展示パネル

ミナミ産業の方々と ●大豆まるごと豆腐のお話は初めて聞くことばかりで、すごく勉強になりました!
お豆腐の素晴らしい進化を見た気がしました☆これからもお豆腐はもっともっと進化していくのだろうなぁ。これからのお豆腐業界を盛り上げていこうという前向きな姿勢がとっても印象的な南川さんでした。

全国とうふ機器工業会では、2年ほど前から、お豆腐をもっと身近なものにしていこうと一丸となって、PRしていることを知り、とても嬉しく感じました。豆腐業界の最新の情報や技術などを広くPRすることは、とても有意義であると思います。お豆腐を日本だけでなく世界中に広げていけることは、きっと近い将来実現するのだろうと思います。

食のおいしさだけではなく、地球の環境のことも真剣に考えていくことは、これからとっても大切なことだなぁと改めて感じ、香織も自分の生活を見直してみなくては…と考えました。

香織
栄養満点のおからがほとんど捨てられてしまっていることは本当にショック!この大豆まるごと豆腐を食べるだけで、環境に良いことをした気分です(^∪^)

ロハスとは健康と環境を志向するライフスタイルのこと。近年、欧米市場で非常に注目を浴びています。みなさんもロハスを考えてみませんか??

ミナミ産業さんと全国とうふ機器工業会さんのブースは熱気にあふれていて、お豆腐業界を盛りたてていってくれるだろうと確信しました。みなさん、頑張ってください!香織も応援しています☆



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